夏祭り〜ゆびきりげんまん〜このくそ暑い中、あのアホ親父の大騒ぎにより
地元より少し離れた、大きな花火大会に行く事になった。
正直行きたくなかったけど、まぁ全員行きたい!というし、しょうがないか。
「「ゆーびきーりげんまーん うーそつーいたら はーりせーんぼーん のーます!
ゆーびきった!!」」
夏梨と遊子がなにやら楽しそうに騒いでいる。
いつもと違う空気、祭り独特のあの空気に二人ともワクワクしているようだ。
特に普段と違う帯の結び方をルキアにしてもらった遊子は、かなりテンションが高い。
ルキアもルキアで、かなりはしゃいでいるみたいだった。
「一護!あれはなんだ!?」「あっ!アレ見ろ!」
物珍しさに惹かれているのもあるんだろうけど、テンションは高い。
(そういえばコイツ祭り好きだったけ)と思い出し、
黒崎家唯一の盛り上がり嫌いは、うな垂れるのだった。
「おい一護。あれはなんだ?」
はいはい。またですね
「・・・・・ったく で、なんだよ」
それでも答えてしまうのはきっと、こいつが浴衣を着ているから。
確かに、似合ってる。
「なぁ、遊子と夏梨は何をやっていたんだ?」
「は?」
「ほれ、さっき「ゆーびきーり」って」
「あ、ああ。お前知らねぇのか?」
「なっ、悪いかっ!」
「え!わ、悪くねえ悪くねえっ落ち着け!!」
なんとか頭に血が上りだしたルキアを説得する。
でも意外だ。コレ知らないのは。昔からあると思うけど・・・
コイツの場合はあれか。自分がもっと昔すぎて分からないとか・・・とか言ったらまた殴られるな
「・・・で?なんなのだ?」
「あれは約束してんだよ」
「約束?」
「そ。 ゆびきりげんまん、って指と指つないで約束するんだよ。」
「指と指・・」
「で、約束を破ったら針を千本飲ます」
「ええっ!!!そんな恐ろしいものなのか!!!?」
「いやいや、子供がする遊びだから」
「そんな恐ろしい遊びを、現世の子供は平気でするのか・・・約束は敗れぬな・・・」
「・・・・・」
こいつは人の話を聞いていたのだろうか・・・・というか何処かの思考がおかしいんだよな・・
「あっ夏梨ちゃんコレやろー!」
「おう!ほらそこの酔っ払いのヒゲ!金!」
「えーー!!母さん。娘が反抗期に入ったようです・・・・・(涙)」
「一生治らねぇよ!この反抗期は!いいからコレしたい!!」
「おっ?どれどれ?射的か!!!お父さん、コレ得意だぞ〜〜
よし、いっちょ勝負するか二人とも!」
「おっしゃああああ!かかってこいヒゲ!! 負けたら食べもの一杯かってもらうからね!」
ファイト!!
バンッバンッバンッ
「全然当たらないじゃねーか二人とも」
「・・うむ」
「あ、お兄ちゃんルキアちゃん、ジュース買って欲しいんだ!喉渇いちゃって・・」
「まあそれでけ騒いだらな」
「いいですわよ」
「そう?ありがとう!!じゃ、お二人さんごゆっくりぃ〜」
「「えっ?」」
「ホラホラ!いってらっしゃい!!」
「・・・行ってきます」
みえみえの嘘に付き合い、二人でゆっくりすることにした。
「ったく、何考えてるんだか」
「ん?」
「・・・いや、なんでもねぇ」
「あっそれより、あの``ぶるうはわい''とかいうカキ氷を食べてみたい!青いやつ!」
「なんでお前は頼むんだ?買えばいいだろ自分で」
「いや、財布を持ってこようとしたんだが・・・」
「忘れたのか。ホント間抜けだな」
「失敬な!親父殿が「なんでも買ってあげるから、財布いらないよ〜〜〜」と」
「はぁ・・・・ったく」
しょうがない、と思いポケットに入れていた財布を取り出そうとする
ゴソゴソ・・・・
「なっ・・・・・・無い」
「えっ?」
「あ――・・・・机の上だな・・・・」
「・・・お前のほうが間抜けではないか」
「・・・・」
「で、どうするんだ・・・カキ氷・・・・」
「どうって、諦めて下さい・・・」
「嫌だ!食べてみたいんだあのかき氷!」
「じゃあ今度自分で買えよ!」
「酷いですわ黒崎君。女の子に奢れだなんて」
ルキアの泣き演技開始。やめてくれこんな人混みで
ホラ、通りかかる人が誤解してやがる・・・俺はなんにもしてねぇ!!
「わかった!わかったよ!! じゃあ今度な!!!!」
糞ッいつかコイツに勝ってやる・・・・・
「本当だぞ!決まりだな!!!」
「・・・ヘイヘイ」
「兄ちゃんたち、仲直りしたかい?」
突然、屋台の爺さんから話しかけられた。
「いや、別に・・・」
「いや、そこのお嬢ちゃんの顔を見れば分かる!仲直りしたんだなっ良かった良かった!
もう泣かせちゃダメだぞ兄ちゃん!」
「・・・・・・・・」
俺はこの時すごくしらけた顔をしていたと思う
「そういえば、もうすぐ花火始まるんじゃないか?」
「えっ!そうなのか!?」
「ああ!お兄ちゃんホラ、そこの彼女連れて行ってきな!そこでもう一度仲直りして!!」
「だから別に、そんなんじゃ」
「一護!!早く見に行こう!」
「〜〜〜〜あーーもうっ じゃあ行ってきます!!」
「はいよ〜〜〜〜」
なんとか綺麗に花火が見れる所に来れたらしい。が走ったから、まだ時間があるみたいだ
「なぁ、さっきのカキ氷、忘れるなよ?」
「あーハイハイ」
「そうだ、さっきやってた指きりしよう!!」
「はっ!!!?」
カンベンしてほしい。そんな子供だまし、恥ずかしくてやってられっか!!
「パスッ」
「まぁまぁ」
ズイッと俺の手をとり小指を結ばせた
「ほら、歌うぞ!」
「〜〜〜〜〜」
「言わぬと針千本のますぞ」
「それ違うくね!!?」
「ゆーびきーりげーんまーんッほら一緒に!!」
「うーそ「つーいたーらはーりせーんぼーんのーます」」
「ゆーびきった♪」
恥ずかしい、なんとも恥ずかしい
誰かに見られて無いかと心配して、今の俺はかなりの挙動不審だろう
「買ってくれなかったら、針千本のますぞ!」
「どっちみち飲ましてたじゃねぇか!!」
ヒュ―――― バ ンッ
「「!」」
花火が始まったようだ。俺とルキアはまだ小指を繋いだままで
「綺麗だな・・・」
「ああ・・・」
花火に夢中になっているルキアを見て、柄にも無く「お前のが綺麗だよ」とか思ってしまったり
頭の中で全力でつっこんで、
でもこんな顔をするルキアが見れて本当によかったと思った。
この顔が見れただけで、今日嫌だった事が全て忘れてしまうくらいに、幸せだった
「ルキア」
「ん?」
「もう一度、すんぞ 指きり」
「?別に・・・良いが何を・・・?」
「来年も一緒に、夏祭り行って花火見てカキ氷食って遊ぶぞ」
「・・・?」
「で、その次の年も またその次の年も 次も次も次も」
「一護」
「一緒に見るぞ 花火。隣で、カキ氷でも食べながら」
「・・・・・・・いち」
「ゆーびきーりげーんまーんうーそつーいたーらはーりせーんぼーんのーます
ゆーびきった」
「一護・・お前」
「破ったらマジで針飲ますからな!」
「そんな理不尽な!」
「うるせっ」
「・・・・〜〜〜」
「で、返事は?」
「・・・・・・」
「ルキア」
「・・・わかったよ」
「おう」
なぁルキア。俺はお前に針を千本も飲ますなんてご免だぞ。
そこら辺 しっかり覚えておけよ。
頼むから
夏祭りのお話。双子のゆびきりげんまんが思いついて、そこからドンドン妄想が
ルキアの浴衣でも妄想が
おせっかいな遊子ちゃん。でも黒崎家は多分イチルキにおせっかいだから。
テンション低いな一護さん(笑)祭りなのにー
syuはお祭り大好き〜〜〜今年も行く予定〜〜〜
あの神輿がいいよね〜〜
あっ この「夏祭り」 他にも話がありますので
ちょこちょこ出していきます
それでは駄文、失礼いたしました。
そしてうっかり読んでしまった方
ほんとうにごめんなさい。
追記・・・・
気付いたらどんどん修正して行く予定です。